私の友人が､全国各地から大阪に遊びにくる度に大阪は洗体ｴｽﾃの宝庫だねと
話してきます｡特に､地方から大阪に来る友人が言うには今住んでいる場所には
洗体ｴｽﾃが無いので､大阪に来て連れて行って貰った事でその存在を知ったと
言っていました｡体を泡でﾏｯｻｰｼﾞする洗体は､未知な世界で最初は何をされるのか
ﾄﾞｷﾄﾞｷしましたが､実際に受けて見るとなるほどって思う施術ですね｡

ふわふわの泡を全身にかぶせられ､ﾏｯｻｰｼﾞをされるという非日常感が先ず
ｶﾙﾁｬｰｼｮｯｸを受けました｡大阪の洗体ｴｽﾃだけのｻｰﾋﾞｽでは無いにせよ､
何故､大阪でこれほど洗体ｴｽﾃが広まったかを色々と調べてみましたら､
中国人の存在が大きかったようです｡もともと洗体の原点は､ﾄﾙｺなどの中東に
伝わる伝統的な入浴法から由来されている説と､沖縄で初めて洗体が始められたという
説もありますが､この洗体に目を付けたのが中国人で洗体ｻｰﾋﾞｽに中国式の
ﾏｯｻｰｼﾞを加えた業態を開発したのも中国人でした｡

それを､日本人の経営者が中国人を雇って広げていったという説もあります｡
洗体業態の広がりには中国人の存在が切っても切れない状況であった為､
大阪を中心に中国人の居住区が多いｴﾘｱには､洗体店が軒を連ねたという説が
あります｡

大阪の洗体ｴｽﾃの繁栄の裏には､力強く生きる術を探していた中国人の
頑張りがあったという事を忘れずにいたいと思いました｡